さっきまで使えてた数字キーがおかしい!
数字を入力する作業中に、急に電卓キーが反応しなくなることがあります。
パソコンとの接続を切り離して、もう一度戻しても変わらない。これは困りますね。
これは、NumLock機能のしわざです。このトラブルの解消方法を説明します。
NumLockとは
電卓キー(テンキー)を数字入力にロックして使うか、それ以外で使うかを切り替える機能です。つまり、電卓キーは他の使い方もできるのです。
数字の7の上に NumLock というキー(通称、ナムロックキー)があります。オンになっていると電卓キーは数字入力として使えます。
オフにすると、キートップに描かれている別の機能、たとえば↑↓←→の矢印キーや、ページ内の移動などで使えます。
NumLockキーは一度押すとONに、もう一度押すとOFFにと交互に切り替わります。
急に電卓キーが反応しなくなったのは、知らないうちにNumLockキーに触れて押してしまったためです。
NumLockの状態を知るには
NumLockキーがONになっているときに、キーボード上に埋め込まれた発光ダイオード(LED)が点灯する、解除すると消灯するので、点灯の有無でわかります。
デスクトップパソコンの場合は、キーボード全体の中でLEDが集まっているところに表示があります。
ノートパソコンの場合は、キーボード面のスペースがないため、LEDは側面にある場合もあります。
ただし、タブレットPCのようにキーボードのスペースがないと、NumLockキーの状態を示すLEDも省略されます。
一番確実なのは、NumLockキーを押して電卓ボタンをたたき、実際にパソコン画面に出る出力を見ることです。
応用/ NumLock機能を無効化
勝手にNumLock機能が解除されて、そのたびにしぶしぶ直すことが多い方は、いっそのこと常時Onに固定すると良いでしょう。
NumLockキーの状態を監視し、設定と変わったらすぐに直してくれるフリーソフトで、NumLockキーを常にお望みの状態に固定します。
この手のフリーソフトの例として、NumLockLock があります。常に起動していて、いつのまにかキーに触れてしまっても、すぐに元通りにしてくれます。
まとめ
電卓キーが効かなくなったときは、一番にNumLockキーを疑いましょう。
- 電卓キーは数字以外の使い方もある。そのためNumLockキーで切り替えできる
これを覚えておきましょう。