スマホの文字入力に慣れていると、パソコンのキーボードでカナ入力を使うときにとまどいます。
例えば、ひらがなやカタカナで小さい「あ」や「い」、「お」はどうやって打つの?
アルファベットは[Shift]キーで打ち分けできるとしても、後から大文字⇔小文字変換キ?ーがあれば簡単なのに。
かなは[X]を使う
ひらがなの小文字を打つときは、普段は使わなそうな[X]キーを使います。
[X]+[A]、[X]+[I]、[X]+[O]と打ちましょう。
XA=ぁ、XI=ぃ、XU=ぅ、XE=ぇ、XO=ぉ、と、あいうえおの小文字が出ます。
[L]キーでも、「ぁぃぅぇぉ」が出せます。
LA=ぁ、LI=ぃ、LU=ぅ、LE=ぇ、LO=ぉ、となり、ラ行のひらがなは出ません。
かなは変換候補を使う
ぃろはにほへと ちりぬるを ゎヵょたれそ っねならむ ぅゐのぉくゃま けふこぇて ぁさきゅめみし ゑひもせす
いきなり変な文章を出しました。昔の人が考えた五十音を一度ずつ使う有名ないろは歌、「いろはにほへと~」です。
わざと、小文字のひらがな、カタカナを多く使って書きました。実は、変換候補を使って小文字と入れ替えられます。
たとえば、普通にかな変換モード「あ」と入力してみてください。
ここでスペースキーを叩いて変換候補を出すと、小さい「ぁ」が見つかります。
Windows10/11で使う日本語入力機能(Microsoft IME)では、五十音にある音の半分以上は、変換候補に小文字があるのです。
ただし環境依存文字と言って、他のOSやデバイス(スマホ、タブレット)では表示できず文字化けする恐れがあります。
冒頭のいろは歌では、文字化けする恐れがある文字は最初から除いてあります。使うときには注意してください。
ローマ字を後から小文字(大文字)にするなら再変換
Aをaにする、これだけのことがパソコンでは手間がかかります。
- ローマ字をカーソルキーやマウスで選択する
- スペースキーの右隣にある[変換]キーを押す
- 文字の変換候補が表示される
変換候補の中から、小文字あるいは大文字を探すだけですが、一発で変換するには
- [↑] カーソルキーを押して変換候補の最後に飛ぶ
そこに、Aならa、BNならbn、CATならcat、DEEPならdeep、と、完全に文字の大小が入れ代わった候補がいると思います。
それを選択して確定すれば終わりです。
なお、スペースキーの右隣が[変換]以外のキーになっている、主にMacのキーボード、Chrome(クローム)ブックのキーボードではこの方法は使えません。