キーボードで「゛」だけ「゜」だけの出し方

キーボードで「゛」だけ「゜」だけの出し方

「゛」(濁点)や「゜」(半濁点)は、日本語変換候補から探して出す方法や、キーボードの対応するキーで直接打ち込む方法があります。

すると、これまでキーボードでVUと打ち「ヴ」(ウ+゛)しか出せなかったものが、「あ゛」(あ+゛濁点)、「い゛」(い+゛濁点)、「う゛」(う+゛濁点)、「え゛」(え+゛濁点)、「お゛」(お+゛濁点)のように打てるようになります。

半角の「 ゙」「 ゚」は、少し手順が増えますが、こちらも簡単な打ち方があります。

すると、元のカナ文字と一体化した自然な濁点文字として、「あ゙」(あ+゙濁点半角)、「い゙」(い+゙濁点半角)、「ゔ」(う+゙濁点半角)、「え゙」(え+゙濁点半角)、「お゙」(お+゙濁点半角)のように打てるようになります。

以下の本文で詳しく説明します。

濁点、半濁点単独の打ち方(全角)

パソコンで文章を書いているとき「゛」「゜」の入力方法がわからず困るケースがあります。

また、本来濁点がない音でも、「゛」「゜」をつけて表現したいこともあることでしょう。

「ん」に濁点をつけて「ん゙ーん゙」や「え」に濁点をつけて「え゙え゙」など、いろいろとバリエーションを増やせます。

日本語入力の時に、「だくてん」と入力すると、「゛」 が変換候補に出てきます。これを選択して入力することもできます。「はんだくてん」と入力すれば、「゜」が変換候補に出ますので、お好きな方法を使ってみてください。

これは、スマホ(iPhoneやAndroid)でも同じく使える手法です。

キーボードから直接入力する方法

パソコンの普通のキーボードでは、Enterキーの左側にある[@]キーに「゛」、その右の” [ “キーに「゜」が割り当てられています。このキーを使うと、普通の「ぐ」「ぱ」といった五十音の文字以外にも、「お゙づがれ゙ざま゙」「了゚解゚」と入れることも可能です。

しかし、この入力はひらがな入力をしている時しか使えないため、普段ローマ字入力をしている場合は使いにくくとても不便です。

またキーボード面左上のほうに[2 ふ]というキーがあり、「” 」という記号が割り当てられています。これはダブルコーテーションという記号で、「゛」とは違います。

半角で ゙と ゚を打つには?

顔文字で (゚- ゚) こんなのがあります。もし ゚を半角ではなく全角で打つと (゜_゜) 横を向いてしまいますね。

半角の゛と゜が出せると例えば、w゙w゙w゙ とか、草゚生えるとかできます。

まず半角の「゙」は、大きく三段階のキー操作に分かれ、一段階目は

  1. 説明した方法で「゛」を打ち、確定させる
  2. ゛だけを選択(カーソルキーやマウスを使う)
  3. スペースキーの右隣にある、[変換]キーを押す

これで、゛の半角候補を再度出せるようになります(再変換という)。二段階目は、

  1. [F8]キーを押す

[F8]キーは、選択した文字を半角カタカナに変換するショートカットキーです。三段階目は、

  1. [F8]キーを何回か押して候補を出し、半角の ゙が出たら終了

次に、半角の「゚」も大きく三段階のキー操作に分かれ、一段階目は

  • 説明した方法で「゜」を打ち、確定させる
  • ゜だけを選択(カーソルキーやマウスを使う)
  • スペースキーの右隣にある、[変換]キーを押す

これで、゜の半角候補を再度出せるようになります(再変換という)。二段階目は、

  • [F8]キーを押す

[F8]キーは、選択した文字を半角カタカナに変換するショートカットキーです。三段階目は、

  • [F8]キーを何回か押して候補を出し、半角の ゚が出たら終了

いずれも、前章で述べた「キーボードから直接入力」で ゛や ゜を入力した方は、確定前( のように下線がある状態)ならば二段階目から始めて大丈夫です

なお、スペースキーの右側のキーが[変換]以外の割り当てになっている、主にMacやChoromeノートではこの方法は使えません。

使用上の注意

五十音にある音であれば、この方法は使わず、ローマ字変換でその音を直接入力してください。「GU」→「ぐ」となります。

全角の濁点を別につけてしまうと、「KU」+「゛」→「く゛」となり、「グーグル」「ググれ」が「ク゛ーク゛ル」「ク゛ク゛れ」のように間延びしてしまいます。

半角の濁点を付けても、「KU」+「゙」→「ぐ」となり、「グーグル」「ググれ」が「グーグル」「ググれ」と、全角よりはましですが間延びします。