【削除】じゃまなダウンロードフォルダやドキュメント、ミュージック等を非表示に

【削除】じゃまなダウンロードフォルダやドキュメント、ミュージック等を非表示に

パソコンの保存エリアを、自分なりに写真用、文書用、仕事用、子ども用、おとな用など、ご自分で名前を付けたフォルダに仕分けている方も多いと思います。

すると、エクスプローラーウインドウでいつも左側にずらっと並ぶ、ドキュメントやらビデオやらミュージックやらは使ってないのに目ざわりねぇ。。。と感じているかもしれません。

この並んでいるフォルダはWindowsに準備された既定フォルダです。もし空っぽで使っていないなら、カンタンに非表示にする方法があります。

しかも、ちょこっとフォルダの名前を一文字変えるだけ、カンタンです。

Windows10の場合

準備

カンタンに名前を変えるというのは、ドキュメントやビデオフォルダの話ではなく、内部のレジストリの部分です。

まず、レジストリエディタを起動しましょう。[ファイル名を指定して実行]を選択し、キーボードから regedit とタイプして、エンターキーを押すか[OK]をクリックします。

一度、起動を許可するか否かの確認がありますので、[はい]で先に進みます。

レジストリエディタが起動したら、以下のようにフォルダを下へたどります。

上から三番目 [HKEY_LOCAL_MACHINE]をダブルクリック
→アルファベット順のSから始まる[SOFTWARE]をダブルクリック
→Mから始まる[Mircosoft]をダブルクリック
→Wから始まる[Windows]をダブルクリック
→Cから始まる[CurrentVersion]をダブルクリック
→Eから始まる[Explorer]をダブルクリック
→Wから始まる[Windows]をダブルクリック
→Mから始まる[MyComputer]をダブルクリック
→Nから始まる[NameSpace]をダブルクリック

[NameSpace]の中のフォルダ(※正しい呼び名は「キー」)に

{088e3905-xxxx-・・・・・・}などの様々な数字文字で名前が付けられたものが見えると思います。

このフォルダが、既定フォルダの表示に使われています。

実際の作業

例えば、ダウンロードを非表示にします。

{088e3905-0323-4b02-9826-5d99428e115f}

これを適当な名前に変更します。

とはいえ、もし後で元通りに戻すことになると、元の名前が分からないと困ります。

一番前に自分だけが分かる、後から検索できる用語を加えます。

下の名前とかが、忘れなくていいと思います。あなたがもし松田聖子さんなら、例えばSEIKOとでもいれてみましょう。

元の文字列の前に入れると、後から探しやすいです。

その他のフォルダは、以下のフォルダ名をいじります。

デスクトップ

{B4BFCC3A-DB2C-424C-B029-7FE99A87C641}

ドキュメント

{d3162b92-9365-467a-956b-92703aca08af}

ピクチャ

{24ad3ad4-a569-4530-98e1-ab02f9417aa8}

ビデオ

{f86fa3ab-70d2-4fc7-9c99-fcbf05467f3a}

ミュージック

{3dfdf296-dbec-4fb4-81d1-6a3438bcf4de}

効果

次にエクスプローラーを開く時には、「ダウンロード」は非表示になります。

Windows10は、元の名前と一致しないと単に「ダウンロード」フォルダが見つからなくて、無視してくれます。

大元のフォルダは削除されず、元通りに[Cドライブ]-[ユーザー]-[(ユーザー名; 例えばMATSUDA)]にあります。

元に戻す時

同じようにレジストリエディターを起動して、

先ほどフォルダ名に加えた「SEIKO」で検索をかけましょう。

そのフォルダ名を元通りにすれば終わりです。

次にエクスプローラーを開く時には、ダウンロードの表示は元通りです。

Windows11の場合

カンタンに名前を変える方法は許してくれないため、しっかりとレジストリのキーに値を入れ込む必要があります。

準備

レジストリエディタを起動し、以下のようにフォルダを下へたどります。

上から三番目 [HKEY_LOCAL_MACHINE]をダブルクリック
→アルファベット順のSから始まる[SOFTWARE]をダブルクリック
→Mから始まる[Mircosoft]をダブルクリック
→Wから始まる[Windows]をダブルクリック
→Cから始まる[CurrentVersion]をダブルクリック
→Eから始まる[Explorer]をダブルクリック
→Fから始まる[FolderDescriptions]をダブルクリック

[FolderDescriptions]の中のフォルダ(※正しい呼び名は「キー」)に

{7d83ee9b-xxxx-・・・・・・}などの様々な数字文字で名前が付けられたものが見えると思います。

実際の作業

では、ダウンロードを非表示にしましょう。

{7d83ee9b-2244-4e70-b1f5-5393042af1e4}

このフォルダの下層に、PropertyBagと表示される子フォルダがあります。このフォルダは、ThisPCPolicyという名前の値が設定されています。

初め、ThisPCPolicyのデータはShow(表示)になっているはずです。

これを、Hide(非表示)に変更します。

ThisPCPolicyをダブルクリックし、値のデータをHideと書き換えてみましょう。

次のエクスプローラーを開いたときには、ダウンロードフォルダは非表示になります。

その他のフォルダは、以下のキーを同じように変更します。

デスクトップ

{B4BFCC3A-DB2C-424C-B029-7FE99A87C641}

ドキュメント

{f42ee2d3-909f-4907-8871-4c22fc0bf756}

ピクチャ

{0ddd015d-b06c-45d5-8c4c-f59713854639}

ビデオ

{35286a68-3c57-41a1-bbb1-0eae73d76c95}

ミュージック

{a0c69a99-21c8-4671-8703-7934162fcf1d}

もし、PropertyBagと表示される子フォルダにThisPCPolicyがない場合、新規に作成してデータをHideに設定します。

効果

次にエクスプローラーを開く時には、「ダウンロード」は非表示になります。

大元のフォルダは削除されず、元通りに[Cドライブ]-[ユーザー]-[(ユーザー名; 例えばMATSUDA)]にあります。

元に戻す時

同じようにレジストリエディターを起動して、先ほどデータを書き換えてHideとしたところを、Showに戻します。

次にエクスプローラーを開く時には、フォルダ表示は元通りになります。