スマホ入力履歴がバレない3つの方法。辞書削除は不要

スマホ入力履歴がバレない3つの方法。辞書削除は不要

スマホの文字入力において入力予測の機能はとても便利ですが、入力した履歴が学習されて残ってしまうため、削除や非表示にしたいケースがあります。

iPhone, Androidの日本語入力方式によらず、予測変換を消す方法や、意図的に履歴を残さない方法を説明します。日本語入力アプリはiWnnIME, ATOK, S-Shoin, Simeji, POBox Touch, POBox Plus, Google日本語入力, Gboard, Galaxyキーボードなど様々ですが、どれでも使える方法です。

普通はスマホの設定で履歴削除ができます。設定メニューに入り、「言語と入力」、[キーボード]、「リセット」などのメニューから変換の学習結果をリセットします。

これらの設定メニューは、実際の文字入力画面に出てくる設定(多くの場合は「‥」「:」などのメニューか「歯車アイコン」)から飛ぶこともできます。

ですが、特定の入力履歴を消すために全ての学習辞書をリセットしてしまうのは不都合があります。意図的に残さない方法を説明します。

特定の入力の時キーボードを変える

iPhoneでもAndroidでも、初期状態では日本語変換アプリはメインの一つだけです。これを使い込んでいくことで変換を学習し、入力予測がどんどん賢くなっていきます。

しかしわざと、もう一つサブの日本語入力アプリをインストールしておきます。そして特定の入力の時はキーボードを変更します。Androidは、日本語入力画面で右下のキーボードアイコンを押すと、アプリの選択画面が表示されます。

日本語入力アプリはそれぞれ辞書を持っていて、それはほかのアプリには共有されないため、特定の入力履歴はサブの日本語入力入力アプリのみに残されます。普段は、メインの日本語入力に戻しておくことを忘れずに。

入力順序を小間切れ、逆順に

例えば、「今度いつ会える?」と入力するとします。普通に入力すると、入力予測には「今度」→「いつ」→「会える」という順に予測ワードが先頭に来てしまい、「こ」を入れただけで過去の入力が再現できてしまいます。

末尾の文字を一文字入れ、左カーソルで一文字ずつ文頭に戻しながら入力します。「?」→「る」→「え」→「会」→「つ」→「い」→「度」→「今」のように入力すると、カーソルの動きは学習結果に残らないため、過去の入力を再現することは相当困難です。

日本語と数字やローマ字を交互に

例えば、「19時に待ち合わせ」と入力するとします。意味のない数字やローマ字を細かく挟み、書き終えた後にカーソルで戻して消します。次のようになります。

「19a時にb待ちc合わせ」→最後にaとbとcを消す

予測変換は、よほどの有名な固有名詞で元の辞書に入っていない限り、日本語の予測変換の後にローマ字は出ません。また逆も同じく、ローマ字の後に日本語は出ません。数字は入力履歴自体が残りません。

試しに「鉄人28号」「麻薬Gメン」などを入力してみた後に消して、「て」→「鉄人」の後の予測変換と、「ま」→「麻薬」の後の予測変換を見てください。まったく日本語の繋がりが予測されないのがわかります。

※IMEのアプリによっては上記にならない場合があります