エクスプローラーのウインドウ左側に表示されるPCの下層に出る既定のフォルダは、ショートカットとして便利ですが、ほとんど使わないものもありますよね。
例えば、3Dオブジェクトフォルダを愛用している方は、文書や表計算を中心にパソコンを使っているユーザの中には少ないと思います。
ほとんど使わないフォルダは、少しの手間で簡単に非表示にできます。
これまでも非表示にするやり方を調べてみたものの、
- レジストリと呼ばれる内部構造で、普段は触らない要素を削除したり、新たに要素を加えたり、よくわからない
- パソコンに詳しい人がやる難しそうな作業で、自分には手に負えない
と思っていた方、そこまでは必要なく、レジストリのフォルダの名前をちょっと、自分だけが分かる表現に変えるだけです。これならできそうな気がしませんか。
準備
カンタンに名前を変えると言っても、レジストリの話ですので、
まず、レジストリエディタを起動しましょう。[ファイル名を指定して実行]を選択し、キーボードから regedit とタイプして、エンターキーを押すか[OK]をクリックします。
一度、起動を許可するか否かの確認がありますので、[はい]で先に進みます。
レジストリエディタが起動したら、以下のようにフォルダを下へたどります。
上から三番目 [HKEY_LOCAL_MACHINE]をダブルクリック
→アルファベット順のSから始まる[SOFTWARE]をダブルクリック
→Mから始まる[Mircosoft]をダブルクリック
→Wから始まる[Windows]をダブルクリック
→Cから始まる[CurrentVersion]をダブルクリック
→Eから始まる[Explore]をダブルクリック
→Wから始まる[Windows]をダブルクリック
→Mから始まる[MyComputer]をダブルクリック
→Nから始まる[NameSpace]をダブルクリック
[NameSpace]の中のフォルダ(※正しい呼び名は「キー」)に
{0DB7E03F-FC29-4DC6-9020-FF41B59E513A}
というものがあると思います。このフォルダが、エクスプローラーに3Dオブジェクトを表示させる部分です。
実際の作業
{0DB7E03F-FC29-4DC6-9020-FF41B59E513A}
これを適当な名前に変更します。
とはいえ、もし後で元通りに戻すことになると、元の名前が分からないと困ります。
一番前に自分だけが分かる、後から検索できる用語を加えます。
下の名前とかが、忘れなくていいと思います。あなたがもし松田聖子さんなら、例えばSEIKOとでもいれてみましょう。
元の文字列の前に入れると、後から探しやすいです。
効果
次にエクスプローラーを開く時には、3Dオブジェクトが非表示になります。
元の名前と一致しないと、単にWindowsが「3Dオブジェクト」のフォルダがない、と思って
エクスプローラーの規定フォルダエリアでは見えなくするだけ。
大元のフォルダは削除されず、元通りに[Cドライブ]-[ユーザー]-[(ユーザー名; 例えばMATSUDA)]にあります。
元に戻す時
同じようにレジストリエディターを起動して、
先ほどフォルダ名に加えた「SEIKO」で検索をかけましょう。
そのフォルダ名を元通りにすれば終わりです。
次にエクスプローラーを開く時には、3Dオブジェクトの表示は元通りです。