クレジットカードで分割払いで使うのは、カード会社に寄付していること

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はじめに

社会人になって、クレジットカードを持つようになった方、

すでに何枚も持って、使いこなしていると自負している方、

クレジットカードの審査が通らなくて、困っている方、

クレジットカードがあると、手持ちのお金がないときでも、買い物ができたり、お金を引き出せたりと便利です。

でも、そのしくみはどうなっているか、考えたことはありますか。

この記事を書いた人
kumako
ファイナンシャルプランナー (AFP)

私の話

私のクレジットカードとの付き合いを、少しお話します。

もともと就職してからずっと、買い物は現金でする主義で、クレジットカードを作りませんか、とデパートやショッピングセンターで勧められましたが、必要はないものと断っていました。

クレジットカードの返済地獄、といったようなニュースの特集を目にしたことがあり、意志の弱い私には、何か怖いものに思えていたのもあります。

縁あってFPの資格を取ったので、その際にクレジットカードについて学び、しくみを知りました。

今は、ポイントが貯まるクレジットカードを数枚持って、頻繁に使っています。

昔の自分へ

今の自分からFPの立場で、昔の自分のことを考えると、

クレジットカードを持たなくてよかった、と思える面はあります。

クレジットカードの本質は、立て替え払いであり、借金です。

お金の使い方に未熟だった昔の私なら、一歩間違えれば、借金地獄に落ちていたかもしれません。

クレジット=信用

クレジットカードは、カード会社から信用があるという証明書です。

クレジットカード会社が、私たち利用者を

「あなたは、必ず借金を返してくれると信用していますよ。」

と認め、お買い物の際にクレジットカードを出すと、

「買い物の代金は、カード会社が一時的に立て替えて払っておきますよ。」

「後で立て替えたお金は返してくださいね、必ずですよ。」

と、クレジットカード会社と私たちが貸借契約をしているようなものです。

利息=貸し倒れに備えた対価

クレジットカードによる借金は、小分けにして支払いを遅らせることができます。つまり、分割払いです。

分割払いで利用すると、借りた金額に加えて、一定の利息も上乗せして返さなくてはいけません。

同じく支払いを遅らせる利用方法で、二回払い、ボーナス一回払いがあります。

ですが、こちらは普通、利息はかかりません。なぜでしょう。

クレジットカード会社の立場から、私たち利用者を見ると、こうなっています。

「1, 2か月後に支払う(=二回払い)約束なら、利用者の今の収入が続く可能性は高いから、返済できるだろう」

「半年後に支払う(=ボーナス払い)約束は、収入が減少して返済できない可能性があるが、元の利用限度額を低めにしておけば返済するだろう」

一方、分割払いは、利用者からすると一回の支払額が小さくて助かります。

しかし、クレジットカード会社の立場からは、

「一年先、二年先まで返済が終わらないと、途中で収入が減少する恐れがある。すべて返済されないかもしれない。」

「10人に一人ぐらい、返済できない利用者が出るかもしれない。分割払いの利用者全体から、多めに利息を取っておいて、トータルでは損をしないようにしよう。」

というやり方になります。

立て替え金の返済が止まってしまう、貸し倒れの危険性を、利息を加えることで減らしているわけです。

貸し倒れ=絶交

私たち利用者が、カード利用金額の支払いが遅れたり、できなくなると、クレジットカード会社は急に態度を変えます。

まず、延滞金という、更なる利息をふっかけてきます。

そして、返済能力がない人、という情報を、金融業界で共有されている信用情報機関に通知します。いわゆる、ブラックリスト入りです。

こうなると、他のクレジットカード会社からも利用を断られます。個人同士のお金の貸し借りなら、絶交状態です。

クレジットカードを利用する際は、確実に支払いができそうか、よく考えて使わないといけません。

クレジットカード会社の都合

クレジットカード会社が利息を要求してくるのは、他にも理由があります。

カード会社自体も、立て替え払いをする資金を銀行から借りています。

銀行は、利息をつけずお金を貸し出すことはありえません。

ですので、クレジットカードの利用者から利息を取らなくても、銀行には利息をつけて返済しないといけません。

そこで、分割払いの利用額にだけ、銀行の利息よりも多い利息をのせておくわけです。

まとめ

クレジットカードのしくみが、なんとなくつかめましたか。

クレジットカード会社の見方を知っておくと、賢い利用者になれるでしょう。

テキストのコピーはできません。