はじめに
クレジットカードを初めて持つとき、どのような説明を読んだでしょうか。
申し込みのキャンペーンはよく読みますが、カード支払いのしくみはあまり読まないかもしれません。
ここでは、支払い方法と、利息のありなしについて説明していきます。
この記事を書いた人
kumako
ファイナンシャルプランナー (AFP)
私の話
私は、長い間、クレジットカードを持たなかった人です。
クレジットカードを使うような、お高いお店にはあまり縁がありませんでしたし。
でも、ネット通販に目覚めてからは、カードを作らざるを得なくなりました。
そして、高額な買い物をするときには、支払い方法と利息のありなしをよく確認しています。
分割払いのタイプ
少額の買い物であれば、いつも一括払いにすればよいのです。でも、もし大きな買い物をする時には、分割払いにしないと、請求額の引き落としで赤字になってしまうかもしれません。
利用した額を、分割して支払う方法には、二通りがあります。
一つ目は、リボルビング払い、二つ目は分割払いです。
リボルビング払い、つまりリボ払いについては、別の記事で触れます。
ここでは、分割払いを説明します。
多くの人がおなじみの分割払いは、スマホ代金の支払いですね。
契約の2年縛りで、スマホの代金を24回の分割払いで支払うやり方です。利息がつくという話は聞いたことがないでしょう。
ですが、クレジットカードの分割払いでは、利息が発生します。
複数回払いで利息が発生
クレジットカードを、ショッピング代金の支払いに利用した場合、一回払いを除いてすべて、利息が発生するようになっています。
例外として、二回払いは金利0%というのが定着しています。
スマホの代金を分割払いにしたときに、利息がつかないのは、レアな事例です。
実質的には利息の代わりに、二年縛りにして解約手数料や通信料で支払わせている、隠れた利息を取っているのです。
クレジットカードの利息は、正しくは分割手数料と呼ばれるもので、クレジットカード会社の多くは、元本に対し年率10~15%に設定しています。
支払いが終わるまで、残っている利用金額(残債)に対して常に利息が発生します。
24回払いなら、2年間の間利息が発生します。残債は減っていきますので、利息の金額も徐々に小さくなっていきます。
一括払いのしくみ
一回払いでは、クレジットカード会社には分割手数料が入りません。
みんながこれを選択したら、クレジットカード会社はもうからないのでは?と思います。
そこの心配はありません。クレジットカード会社は、カード支払いができるお店(加盟店)からも、手数料を取っています。
一回払いでは、加盟店だけ手数料が発生します。
加盟店としても、本来は、お客様が現金で支払ってくれるほうが良いのです。ですが、高額な商品を扱うお店では、そのために多額の紙幣を持っておくことになり、防犯に関するお金の保管コストが発生します。
お店にとっても、現金を使う取引を抑えられることは、メリットがあります。
まとめ
クレジットカードの分割払いにおける、分割手数料の発生についてお伝えしました。
クレジットカードのしくみを知って、無理のない返済金額の範囲で利用しましょう。