【モバイルバッテリー】おすすめ●選、のサイトに疲れた貴方へ

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おすすめのモバイルバッテリーを探してネットをさまよっている貴方へ。

モバイルバッテリーおすすめ●選というサイトばかりが検索でヒットし、上位ページから眺めてみてもそれぞれ言っていることが違って、いったいどの情報が信じられるの?

モバイルバッテリー徹底レビュー!というサイトは、無償の善意をもって、選ぶ前のあなたに情報を伝えようとしてくれているの?その情報は信じられるの?

モバイルバッテリー人気ランキングというサイトが多くヒットするけど、各サイトでランキング順位はバラバラ、いったい何の情報を根拠に人気だと決めているの?

賢い消費者の貴方は、もう他人によって作られた世界を見るのはやめませんか。もっと自分が根拠に納得できる情報で、事実を基に決めてみませんか。

売る側の操作に気づくこと

ランキングは、実際の販売数や販売額など、追跡可能な情報から作られているのでしょうか。

もし情報ソースが示されていないなら、それは売り手側によって作られた世界、虚構のランキングと思って良いでしょう。

もし実際の販売数を基にした正しいランキングだとしても、その販売数に繋がった購買行動自体に、売る側が消費者を誘導するためコストを掛けた広告の結果だとは思いませんか。

レビュー記事は、メーカーや販売店など売る側から、ライターが報酬をもらって書いているものがあります。他より優れているとか、良いことばかり書いているものがあると感じませんか。

ひどいものはステルスマーケティング(ステマ)と呼ばれ、広告であることを明示せず、あたかも第三者が書いたレビューのように見えて、消費者を売る側の欲しいままに誘導する手法もあります。

ECサイトのレビュアーによる使用感の書き込みは、一見第三者の公平なレビューに見えるかもしれませんが、レビュー書き込みを一件いくらで売る側から請け負う仕事が存在しますので、公平だと信じ込むことは危険です。

おすすめとは何でしょう。それをしてどんなメリットがあるのか、情報の出し手側の立場に立って想像してみれば、おすすめ情報にもマーケティング操作の匂いがぷんぷんするのも頷けるのではないでしょうか。

自らを冷静に見つめること

自分は賢い消費者、自分なら、商品に関する真実をスペック表やレビューから判断できる、と思い込むのは誤りです。マーケティング側は巧妙ですし、商品の真実は中の人にしかわかりません。

ここでは、事実からモバイルバッテリーの購買を考える、5つの手段を提案します。

  • スペックの小さな違いに惑わされない
  • 責任ある売り手か判断する
  • 老舗か新興か判断する
  • 不正や偏りがない売り手かを判断する
  • 貴方が見ているECサイトの素性を知る

スペックの小さな違いに惑わされないこと

メーカーが公表するスペック、たとえば定格容量はどう見れば良いのでしょうか。

10,000mAhと公表されていたとして、どこで購入しても10,000mAhだと考えるなら、やや誤解があります。

メーカーが表示する公称スペックは、製造バラつきにより性能が分布するのを見越し、安全率を見込んだ保証値を設定するものです。ここにメーカーの考え方の差が現れます。

例えばA社は、抜き取り検査で確認すると、大体13,000mAh以上の性能を出せるものが出来るが、時折11,000mAの製品も出来てしまう、だから無検査でも大丈夫なように安全を見て公称10,000mAhとして売っている。

一方B社は、公称スペックぎりぎりの11,000mAhで設計した製品を作っていて、時々9,500mAのスペック割れのものも出来るが、全数を検査してスペック未達のものは廃棄するので、公称10,000mAhとしている。

従って、各々の製品には公称よりも高い実力性能があります。メーカーごとの実力性能を、消費者が知ることは不可能です。

ですので公称容量を基にして、細かい数値の違いでコスパを語るのは、あまり意味がありません。また、実用時は容量ギリギリまでは使えないから×0.8として8,000mAhの実力と見なしましょう、というレビューもおかしいのです。

細かい数値の差を気にして選択の幅を狭めるほうが、よっぽど貴方の不利益になるでしょう。

責任ある売り手かを判断すること

モバイルバッテリーは、リチウムポリマー電池が採用されています。このリチウムポリマー電池ですが、作っているのはモバイルバッテリーメーカーではなく大手の電機・化学・素材メーカーです。

モバイルバッテリーメーカーは、電池のセルを電池メーカーから買ってきて、他の部品や外装と組み立てているだけなのです。ここで前項の話に少し戻ります。

とあるC社は1,000mAhの電池セルを10ケ内蔵して10,000mAhのモバイルバッテリーとしてリリースしている。

一方D社は1,200mAhの電池セルを9ケ内蔵して、安全率を掛けて10,000mAhのモバイルバッテリーとしてリリースしている。

といった違いが生まれます。製品を分解してみないと中身のことはわかりませんので、スペックの小さな差を気にしても仕方がないということになります。

このような組み立てメーカーが、どれほど製品の出来に責任を持っているかを推定する一つの方法として、製品安全への姿勢があります。

リチウムイオンバッテリーは発火事故などが生じたこともあり、メーカーは製品の安全性を確認する必要があります。国内では、電気用品安全法へ準拠した試験を実施しPSEマークを付けたり、公的規格や業界団体規格に則って、製品安全を確認するにはコストがかかります。

規格団体や業界団体に加盟し、社名を公表しているメーカーは、電池セルの調達から組立工程、製品検査に至るまで、消費者に公表したスペックや、消費者の生命や財産を脅かすことのない安全性を確保する活動をしている、と推測できます。

独法国民生活センター モバイルバッテリーのPSEマークについて
http://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2019_10.html
⇒PSEマークの有無を現物で確認

モバイル充電安全認証(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)
https://www.mcpc-jp.org/charge/index.htm
⇒会員企業の欄を参照

ワイヤレスパワーコンソーシアム(英語サイト)
https://www.wirelesspowerconsortium.com/
⇒メンバーリストを参照

老舗か新興か判断すること

製品自体に、外観や性能面で他社品と差別化要素が少ないと、製品保証が1年や2年、3年などと消費者に安心感を与える心地よいワードを使うようになります。

ですが、ソニー、パナソニックなどリチウムイオン電池メーカーならいざ知らず、聞いたことが無く規模も判らない外国のファブレスメーカーや販売店が、3年後も存在しているなんて確信できるでしょうか。

将来はわかりませんが、3年前から事業をしていたかどうかはわかる方法があります。調べて、老舗や定番メーカであれば、新興・一発屋のメーカーよりは安心があります。

価格コムのモバイルバッテリーの比較ページhttps://kakaku.com/kaden/mobile-battery/には、商品があるメーカー名が一覧で出てきます。このページを使い、3年前はどういうメーカーが製品を出していたのかを知る方法があります。

インターネットアーカイブ
https://archive.org/

世界中のウェブ情報を保管しているサービスで、過去のウェブページを確認することができます。

URLをコピーして、インターネットアーカイブで検索すると、過去のページを見ることができます。過去のページでも商品のあるメーカーとして出ていれば、ずっと事業を継続していると判断できます。過去にはなくて、現在のページにはある場合は、新興メーカーだったり新規参入のメーカーだと判断できます。

もっとも価格コムの場合、販売店が商品・価格を登録するので、国内に流通しないメーカー品は載りようがありません。世界中のメーカーを公平に掲載しているということはありません。

不正や偽りがない売り手かを判断すること

基本的なスペックで他社と差別化が難しいと、商品紹介に、独自の〇〇技術採用、といった真偽の怪しいものが出てくるなどして、消費者には嘘か誠か判断がつかず戸惑うことになります。

これの真偽を直接見分けるのは、中の人ではないので不可能です。しかし、独自技術を開発している技術志向なメーカーなのかは判断する方法があります。それは、特許を出願しているのか確認することです。

特許を出願するのにもコストがかかりますし、そのコストをかけてでも他社に先んじようとする姿勢は、技術を重視していると考えられます。

Google Patents
https://patents.google.com/

一例として、モバイルバッテリーで人気のメーカーにAnker社があります。Anker technologyで検索すると、スマートフォンの周辺機器に関して多くの特許出願をしていることがわかります。

https://patents.google.com/?assignee=anker+technology

貴方が見ているECサイトの素性を知ること

価格コムを例に出しましたが、価格コムに限らず、アマゾンでも楽天でもECサイトには、よくサイト利用する性別や年代、年収などの属性が特定されており、よく利用する属性に合わせたサイト作りや製品構成であることが特徴です。

もし貴方が、よく利用する属性と異なっている場合、貴方が本当にめぐり合いたい商品はここには陳列されていないかもしれません。

この考えは、実在の衣料品店を想像すると分かり、ファッションに感度が高い属性向けの服は、その属性向けの陳列づくりをしている店に行かないと手に入れられません。

各ECサイトの媒体属性は、以下のリンクから確認できます。

アマゾン 広告媒体資料
https://www.amazon.co.jp/b?ie=UTF8&node=2437587051

パソコンサイトにアクセスする属性は、半分以上が50才以上、男性が7割
モバイルサイトにアクセスする属性は、40%以上が10~30代、女性が過半数以上

楽天 広告媒体資料
https://adsales.rakuten.co.jp/media/guide/

楽天のECサイト全体の情報は非開示で、アマゾンと比較することはできません
スーパーポイントスクリーン(ポイント集めのスマホアプリ)や楽天Kobo(楽天の電子書籍サービス)で、10~30代ユーザで約半分に達するなど

価格コム
https://help.kakaku.com/advertisement.html

パソコンサイトにアクセスする属性は、50代以上が半数以上、専門技術職が多い
モバイルサイトにアクセスする属性は、30代~40代で約半数、事務営業職が多い

ツイッターが、日本では10~30代男女のアクティブ率が高いことを考えると、上記のECサイトはやや中高年に重心が移っています。貴方の属性と外れているのであれば、ツイッターでタグって情報収集をした方が良い結果に繋がるかもしれませんね。

まとめ

モバイルバッテリーを賢く選ぼうとする消費者に対し、他人によって作られた世界を見せて判断を誤らせるサイトには、事実を基にした購買行動を心がけることで、惑わされなくなります。

事実を自分の行動で求めていくことはなかなかしんどい作業で、他人がおすすめしてくれた方が楽かもしれません。ですが、賢い消費者として振る舞いたいならば、必要なことだと考えます。

「他人によってつくられた世界」というワードは、書籍「現代版 魔女の鉄槌」苫米地英人著から使わせていただきました。ありがとうございます。

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