簡単に玄関やベランダ用の開閉木枠網戸を作る方法

簡単に玄関やベランダ用の開閉木枠網戸を作る方法

元々網戸がない、ベランダや玄関ドアに取り付けられる大きい木枠網戸の作り方を説明します。

大きい開口部ほど、心地よい風を室内に取り入れられます。蚊やハチ、虫等の侵入を防ぎ、でも開閉に耐える頑丈な玄関ドア網戸を自分で製作できます。

大型の網戸のポイント

説明に用いるのは、我が家で玄関以外で一番開口部が大きい、1.1m×1.3mの枠に向けて製作した網戸です。網戸自体もドアのように開閉機能を持ち、取り付けるベランダや玄関の枠にも固定可能です。

大型の開口部用に用いる網戸を製作するにあたり、どんな形状でも応用が利くポイントは二つ、

  • 網戸は玄関枠、またはベランダ下部レールに置くようにつくり、網戸枠を突っ張り棒の要領で左右どちらか、または上に固定する。下は隙間を空けません。
  • 開閉する必要がある場所は、可動部をなるべく小さく作ります。大きい開閉機構は可動部の重量が大きくなりがちで、後々木材の重みで歪み、使い勝手が悪くなる恐れがあります。ただし、玄関の場合は大きい開口が必要なため、開閉する枠には歪みを抑える補強材を入れます。

木枠網戸の材料

材料は以下の通りです。

  • 木材(SPF材)19mm×19mm 長さ1,820mm
  • 木材(SPF材)19mm×38mm 長さ910mm(開口部の大きさに合わせて変化させます)
  • 網戸ネット
  • アジャスターボルト
  • 蝶番(ちょうつがい)
  • 木枠を作る固定材料 例:隅金、木ねじ
  • 必要に応じてプラダンシート

材料費は、市販のドア網戸で、網戸を暖簾(のれん)のように強力マグネットで連結する簡易タイプよりは高くなりそうです。しかし、網戸が片側に巻き取って収納されるローリング型(ロータリー型)に比べると格安です。ネジを使わず、木材同士やネットをすべて木工用接着剤で貼り合わせても構いませんので、更に簡単にできます。

必要な工具類

  • 木工用接着剤
  • 木ねじを締めるためのドライバー
  • 木に下穴を開けるためのキリ
  • タッカー(大きいホッチキスのようなもの)

大型の木枠は、組み立てでねじ止めする箇所も多くなりがちです。あまり肉厚の木材を使用しませんので手動工具でも行けますが、組み立てをスムーズに行うためには、やはりDIY用電動工具が便利です。

木製網戸を作る時、網戸貼りにタッカーは必需品です。安価なもので良いので、必ず本体と充分な量の針を揃えましょう。網戸の補修や、他の木工工作でも活躍します。

木枠網戸の製作

網戸をつける玄関枠の寸法を測ります。多くの住宅では、玄関枠の高さは1,820mmよりも大きく作られています。ですので、長さ1,820mmの木材では上までカバーできないことを最初に認識します。昭和時代の団地のように、玄関ドアの高さが低めの場合は心配ありません。

木材でカバーできない上部はプラダンシートでふさぎます。ドアクローザーは可動部となりますので、形状に合わせてうまく避けてあげる必要があります。

枠よりも網戸枠が大きくなるよう、サイズを設計します。図で説明します。

写真のとおり、必要な長方形が作れる安価なSPF材(1×1材で良い)と、網戸ネットを準備します。更に、アジャスターボルトを付ける位置には、SPF 1×2材を追加で左右間に渡した(渡し棒)ほうが良いです。突っ張り棒と同じ要領で固定するため、渡し棒が無いと枠が曲がりますし、渡し棒が1×1材程度の強度ではたわんでしまいます。

ただし、玄関の場合はこの補強棒は開放時に通行の邪魔になりますので、枠の上部、下部のSPF材を1×2材に変更し、ここにアジャスターボルトをつけます。

一般的な引き違いドアでも玄関でも、縦が長い網戸を付ける場合、網戸枠の下部をレールか地面に密着させる方式になります。網戸枠の上部木材にアジャスターボルトを付けて、突っ張り力で網戸を固定することになりますが、網戸にかかる風力も増えますので、固定力を上げるためアジャスターボルトは1ヶではなく下部木材にも2ヶ、3ヶとつけても良いかもしれません。

アジャスターボルトの付け方は写真を参考にしてください。半分くらいの高さから下方の枠が開閉できるよう、可動部を作り開いたところです。

それぞれの木枠を組み立てた後、屋外側から網戸ネットを適宜貼ります。写真の品では接着剤で付けたうえでタッカーで補強しています。

後は現物合わせで、ストッパー代わりにマジックテープをつけたり、吹き込む風が強い時に網戸が勝手に開かないよう留め金をつけたり、元が安価な材料なので気兼ねなく加工してください。玄関の高さが1,820mm以上ある場合、網戸がない場所が残りますので、こちらも現物合わせでプラダンシートで塞ぎます。網戸ネットを貼る前にプラダンシートのサイズを測り、ネットとプラダンを一緒にタッカーで木枠に固定すると、取り扱い性が良いです。

木製枠網戸の使い方

網戸は、ドアやベランダの屋内側に取り付けます。


ただ置いたような状態です。ですが、アジャスターボルトの力で左(または右)の枠に押し付けますので、使用中に外れることは殆どありません。

網戸が不要な冬場は、網戸を取り外して保管します。着け外しは簡単です。

まとめ

いかがでしたか。分かりにくい所があるかと思いますが、写真をご覧いただき不明点はご質問ください。

割り切って、市販網戸のように引き戸構造にすることを諦めると、四角い枠を作って網戸ネットを貼り、蝶番をつける程度の簡単な構造になります。

市販の網戸のように、網戸ネットを外枠・内枠で挟むことで弛みがなくピーンと張る、ということができませんが、補強材を縦横にいれ網戸を固定することで代用できます。

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